こんなときどうする?
ガス異常時の簡単チェックフロー
「ガスが出ない…」「故障かな?」と思ったら、まずは確認してみましょう。
下図よりガスが出ない原因を調べてみてください。
メーター遮断復帰方法
ガスメーターは大きな揺れや衝撃などを感知して、安全のためガスを遮断している場合があります。
その場合は以下の手順で復帰操作をしてください。
ガスメーターの遮断表示と原因
ガスメーター(マイコンメーター)には液晶画面が内蔵されています。まずは液晶画面の表示で遮断理由を確認してみましょう。
マイコンメーター S/E
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正常な場合のメーター
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長時間使用遮断
・ガス器具の消し忘れや使用時間が長い
・器具栓の不完全閉止 -
具体例
・お風呂を炊いたままにしている、煮物などでコンロを長時放置している
・ファンヒーターを長時間つけたままにしている
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異常な過流量で遮断
・ガス栓の誤開放
・ゴム管のはずれ -
具体例
・季節の変わり目(秋->冬)にかけてファンヒーター、給湯器などの使用が急に増加した
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ガス圧力低下で遮断
・震度5相当以上の地震が発生
・メーターに異常な衝撃 -
具体例
・殺虫剤等の誤検知
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圧力低下
・ガス切れ
・バルブが閉まっている
※上記以外の表示が出ている場合は、弊社( 082-877-1485 )までご連絡ください。
ガスメーターの復帰方法
- STEP
1 -
すべてのガス機器の器具栓やガス栓を閉めてください。
- STEP
2 -
ガスメーターの遮断弁開スイッチを押してください。
黒いゴムまたはキャップ付きでキャップの中にあるゴムを押し込んでください。
- STEP
3 -
液晶画面の「ABC」が点滅し、復帰作業に入ります。
※メーターにてガス漏れの検査を行っています。ガス漏れ検査中にガス器具を使用しないでください。
使用しますとメーターが遮断してしまいます。遮断しましたら再度STEP2から行ってください。
- STEP
4 -
復帰完了したら、液晶表示の「ABC」と「ガス止」が消えます。
※約1~2分ほどお待ちください。
ファンヒーター取り外し方法
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手で取りはずす
露出型のヒューズガス栓などは手で外します。
親指と人差しでソケット先端部分(右写真の青枠部分)のみを引くようにしてソケットを取り外します。※ガス栓のつまみが「閉」になっていることを必ず確認してください。
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ボタンを押して取り外す
左図のようなガスコンロは、ボタンを押してソケットを取り外します。
※ソケット(迅速継手)が外れた瞬間にガス栓(ガスコンセント内)の内臓弁が閉じガスを遮断します。
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ガスコンセントのフタを押して取り外す
当社の着脱機能付きプレートの新型ガスコンセントはフタを真っ直ぐ押してソケットを取り外します。
※ソケット(迅速継手)が外れた瞬間にガス栓(ガスコンセント内)の内臓弁が閉じガスを遮断します。
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つまみを回して取り外す
つまみのある古いボックスガス栓はつまみをガス閉(止)の位置からさらに取り外し位置まで回してソケットを取り外します。
※取り外し位置までつまみを回さないとソケットが外れない仕組みになっています。
コンロ電池交換方法
ガスコンロの電池のサイズ
ガスコンロに使用する電池のサイズはメーカーや機種によって異なりますが、最も多いのは単1電池を2本セットするパターンです。ほかには単2電池を使用する機種もあります。ガスコンロ用に電池を購入する際は事前にサイズを確認しましょう。
電池の種類
ガスコンロには長時間安定して電圧を得られるアルカリ乾電池を使用してください。マンガン乾電池を使用した場合は、交換時期が短くなります。
ガスコンロの機種によって目安の書き方は異なります。1年目安の記載もあれば、半年~1年目安の記載の場合もあります。
ガスコンロの電池を交換するタイミング
多くのガスコンロでは、電池の容量が少なくなると「電池交換サイン」のランプが点滅するなどして交換時期が迫っていることを知らせてくれます。また点火プラグ・立消え安全装置に汚れが溜まっている以外の状況で、チチチと音がするだけでガスコンロに火がつかないときは、電池が消耗している可能性があるので注意してください。
ガスコンロのタイプと電池交換場所
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テーブルコンロ
コンロ前面の点火スイッチや調整ボタンの下の「電池収納カバー」を開いて交換
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ビルトインコンロ(グリル付)
コンロ下部前面の点火スイッチ横
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ビルトインコンロ(グリル無し)
コンロ下部、収納庫の中
電池交換方法
①テーブルコンロの場合
ガステーブルコンロはキッチンに置いて使う据え置きタイプのガスコンロです。電池の収納場所を探すのは比較的簡単で、大抵はコンロ下部前面の点火スイッチの横などを探せば電池収納ケースが見つかります。
電池はその電池収納ケースを手前に引き出すと縦に並んで収まっているというものが多いでしょう。こちらも+と-を確認して電池を入れ替えてください。
乾電池のセットの仕方
②ビルトインコンロの場合
ビルトインコンロはシステムキッチンに組み込まれているタイプのガスコンロです。
コンロの前面に点火スイッチや火力調整のレバーまたはボタンがあります。電池はその下の「電池収納カバー」を開いてセットするようになっていることが多いでしょう。
もしくは、少々ややこしいのですが、コンロやグリルの操作部を開くと電池ケースがそのさらに下部に隠されていることもあります。電池の収納場所が分からないときは説明書を読んで確認しましょう。場所が分かったら電池は+と-を指定通りにセットしてください。
- STEP
1 -
電池ケースふたの左右側面の凹部を指で引っかけて、矢印の方向に開ける。
※電池ケースケースふたは約90度まで開きます。それ以上は無理に開かないでください。ふたが破損する原因になります。
- STEP
2 -
操作部のフチを指で押して操作部のみ元に戻す。
※操作部を戻すとき、フチ部以外は手を触れないでください。
- STEP
3 -
電池ケース前面にあるつまみを持ち上げる。電池ケースを引き抜く。
※電池ケースは落下防止のため、途中で止まる仕様になっています。
電池ケース上下をはさむように持ち替え、少し持ち上げて引き抜いてください。
- STEP
4 -
単1形アルカリ乾電池(2個)の〔+〕〔-〕を確かめ、電池ケースに組み込む。
※乾電池の挿入方向を間違えないようにしてください。また、「新しい乾電池と古い乾電池」または「種類の違う乾電池」を混ぜて使用しないでください。乾電池の寿命が短くなります。
- STEP
5 -
電池ケースを奥まで押し込む。
(カチッと音がするまで〔押〕マークを押し込み、抜けないことを確認してください。)※確実に奥まで差し込まないと、電源が入らなかったり、電池消耗ランプが点滅する場合があります。
- STEP
6 -
電池ケースふたを元通り確実に閉め、機器の電源が入るか確認する。
※電池ケースふたを確実に閉めないと、操作部と電池ケースふたの上部にすき間ができる場合があります。
ガスコンロの電池は、上記を参考に適切なタイミングで交換しましょう。
購入前に電池のサイズや収納場所について確認しておくことをおすすめします。電池を適切に交換しても不具合がある場合は、故障している可能性もあるので、その際は修理か新しいガスコンロへの買い替えを検討しましょう。